歯垢とは歯の表面に付着した白いネバネバしたもので、別名プラークとも呼ばれます。
食後4~8時間で作られるため、食事をした後の歯磨きは口の中を清潔に保つためにとても大切になります。また歯垢が石化すると歯石になってしまい除去が難しくなるため、早急に口内から除去するのが望ましいです。
歯垢は約75%が細菌で構成されており、1gの歯垢の中には1000億個以上の細菌が密集しています。約20%が細菌より作り出されたグルカンやフルクタンという粘着物質であり、これがネバネバの原因となっています。
この粘着物質は唾液から細菌をガードする役割を果たしているため、菌により作られた酸が歯垢の中に留まることで歯の表面のエナメル質を溶かしてしまい、これが虫歯の原因となります。