歯槽骨とは歯を支えている骨のことで、正式には上顎と下顎でそれぞれ「上顎骨歯槽突起」「下顎骨歯槽突起」と呼びます。
この部分は機能上、さらに2種類に分類されます。1つが固有歯槽骨。この部分には歯根膜繊維が入り込んでおり、歯と骨を結び付けています。一方固有歯槽骨の外側にあり、歯根全体を支えているのが、支持歯槽骨になります。
なお歯槽骨は場所によっても名称が細かく分けられています。歯が収まるくぼみの部分は歯槽窩と呼ばれます。歯と歯の間には槽間中隔と呼ばれる骨があります。同じ歯と歯の間でも、臼歯部の場合は根間中隔と呼ばれます。
このように機能・場所によって名前が細かく分かれているのがこの部分の大きな特徴となります。