顎変形症とは上、もしくは下、あるいは両方で骨格的に顎の骨に位置のずれや形態の異常によってかみ合わせや発音等に支障をきたしているのものを言います。
例えば出っ歯であったり、受け口、上下の顎の大きさが違うなどというものです。その原因は様々で多くは先天的なものですが、生まれた後の習慣などが影響することもあります。
顎変形症によって口腔機能に大きな問題があると判断された場合は歯列矯正の治療のみならず手術を併用することになります。矯正歯科等で顎の骨を削って動かすという手術になりますが、多くの場合保険適用外の自由診療となり実費での支払いが必要になってきます。
成長期には顎の骨も成長しているので、特に手術を伴う治療は成長が止まってから行われるのが一般的です。おおよそ男性は17歳、女性は16歳と言われていますが、30から50代でも可能な治療です。